タイトル:kanon
米 題:kanon
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リージョン:1
発 売 日:2008/1/1,2/12,3/4,5/13,6/3,10/14
定 価:単品$29.98 2巻限定版$39.98(購入計 $102.48)
収録時間:600m
収録枚数:計6枚
映像仕様:16:9スクイーズ
音声仕様:英語 ドルピーデジタルステレオ 224Kbps
日本語 ドルピーデジタルステレオ 224Kbps
字 幕:英語
特 典:
○本編特典映像
・ノンクレジットオープニング
・ノンクレジットエンディング
・kanonのアニメ製作現場密着リポートPart1~8(日本語音声+英語字幕)
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全巻販売されたので感想を入れて再度掲載。
北米版 kanonは全24話を4,4,4,4,4,4のディスク6枚に収録。
OPEDクレジットは英語表記、題名やサブタイは日本語表記、焼付きなし、次回予告あり。
画質は良いと思いますね。平均ビットレートが6.3mb/sec。京都アニメーションによる品質の高い作画も画面映えの要因ですが、北米版に顕著に見られるブロック、モスキートノイズなども見当たらず、総じて他の北米版の一歩上という感じでしたね。まぁ、暗い画面でのグラデーションがちょっと気になった程度ですかね。
音声についてですが、あゆは国内版よりもボーイッシュさとでもいいましょうか、元気な感じがよろしく、同じく喜怒哀楽の激しい真琴もそれほど違和感なく聞いていて楽しかったです。ん~、個人的に名雪以外はまぁ良かったかなと。名雪は国内版のあの眠くなるような、たとえるなら「完熟」とでもいいましょうか、ベテラン声優による演技なわけで、あの甘ったるさは英語吹替えには全然感じませんでしたなぁ。ちなみに「うぐぅ」は「Uguu」で「あうぅ」は「auu...」という感じで、特にあうぅの方はそれほど違和感なく、自然な感じでoh!に近いOhuuu!という感じがよかったかと!!(笑。
メニュー周りは最近のADVらしく、トップメニューはありますがチャプターメニューはなし。チャプターメニューはありませんが、中身はOP,A,B,ED,PRと区切られています。中身以外はピクチャーレーベルですが、ライナノーツなし、リバーシブルジャケットでもありません。ん~、もうちょっと力入れてほしいと思いますなぁ・・・。ぱにぽにとかがんばってたし。2巻には限定版が存在し、全巻収納可能なボックスが付いています。ん~まぁ、それほどでき悪くないと思いますね。
背表紙とか食い物関係でまとめてたりとなかなか考えられているわけですけど、6巻だけちょっとねぇ。
舞台はあたり一面が雪景色に覆われた北国の冬。
この町に単身で母親の妹「水瀬 秋子」家に居候する事になった「相沢 祐一」が主人公。幼い頃一緒に遊んだ水瀬家の娘「水瀬 名雪」と再開し学校へ通い、普通の生活をする中、ある少女と町で偶然出会う。うぐぅが口癖のその少女「月宮 あゆ」との再開をきっかけに、彼が忘れている7年前の過去が明らかになっていく・・・・。
とまぁ、メインストーリーはこんな感じでしょうか。
ドリームキャストで原作をプレイし、ドラマCDを聞き、四コマなんかを見て、ようやっと京都アニメーションによるkanonを鑑賞いたしましたわけです。まーまず感じたのは、やはり京都アニメーションによる品質の高いアニメーションでしょうか。美しい雪景色や時代を感じさせる演出など、力を入れているから作品の世界を自然に感じ、のめり込んでしまう。結果、再度見返す事により改めに「すげぇなぁ。」と感じる事が出来る。いやー、よくここまで作り込みますよね。
そしてアニメ版の魅力としてキャラ同士の掛合いがあると思いますね。原作ではメインキャラ同士の掛合いってあまりなく、ドラマCDやマンガなどで補完していましたが、アニメ版では真琴とあゆのくいしんぼう対談とかなかなか面白かったですね。4話まで見たところではキャラ紹介がメインでシリアスなストーリーは影も形もありませんが嗚呼っ!!AIRとときも思ったんですけど、この前半のまったりとした雰囲気って非常に大切なんですよね!!!!うーーーん。ここから先どうなるのかーーー早く2巻発売してくれ!!と、久々に思いましたわ(笑
はい。というわけで、ようやく北米版kanonが全巻発売されました。
2008年1月1日に発売され、その頃のスケジュールでは毎月発売予定という感じでしたが、だんだんとスケジュールが遅れ、最終巻に至っては販売元のADVFilmsから一切音沙汰なく、最終巻が出ずに終わりか?と思わせたこともありました。ですが、FUNimationが変わりに販売することになり、ようやくリリース終了となったわけです。そういう経緯もあり、久々に最初からしみじみと見直してみました。
個人的に涙腺クライマックスはやはり真琴だと思います。弱っていく真琴を家族で看病するシーン、一緒にプリクラを取るシーンとか非常に印象に残っていますね。非常に良いシーンなんですけど、ぱっと見ギャルゲギャルゲしてるのがちょっと引っかかる気はしますけど、まぁ、いまさらですな(笑。個人的にはこれで最後の大人バージョンがなければ最高だった!と言えるんですがねーー(笑。あとは舞とさゆりもKANONの中ではかなり異色な話ですが、面白かったですな。さゆりさんがKANONの曲の意味を語り始める所とか印象に残っています。
あとはやはり名雪でしょう。全編通して浮気しまくる祐一を影から支え、終盤で母親が事故にあって絶望のズンドコに落とされ、祐一は別の女の子と朝帰りをしている中で一人で立ち直った名雪。このアニメ見て、原作などではあまり感じなかった名雪の強さをひしひしと感じましたね。終盤のベンチで座る祐一の前に現れた名雪のシーン。7年前はせっかく作った雪うさぎを壊されて、今回はあゆで頭いっぱいの祐一。もうさ、祐一を横にどかしてギュッって名雪を抱きしめてあげたい!!とか思うわけですよ。結局さ、終盤まで名雪は抱きしめられることなく一人で戦っていた印象がすごいあるんですわ。そりゃ友人とか母親とかありますけど、他のヒロインキャラにあるような異性間を感じさせる愛がなかったわけで、なんつーかさ、祐一なんかと結ばれなくて良かったとは思うけど、これで終わりは悲しすぎるわけで、だからさーーー名雪OVA作ってくれ!!!!あーーでも相手が祐一じゃなぁ・・・。
あゆに関しては特にないです。あと栞もなんか終盤がいまいち盛り上がらなかったかなぁ。
とうわけで、このアニメ見て名雪を再度惚れ直したわけなので、皆さんもぜひ購入していただきたいと思いますが、残念ながら入手は難しいと思われます。ですが、そのうち廉価版が出ると思うのでそのときはぜひともかっとけ~。
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